金継ぎ教室(はりよ)17日目 – Kintsugi Lesson Day 17

欠けの大きさにあった木片制作中2 金継ぎ
本日のお皿たち

最近手際が良すぎて、6つあるお皿を1時間足らずで仕上げてしまう金継ぎガールです。

見かねた先生が新しい金継ぎ手法を伝授してくださいました!

木を基材として接着

以前いただいた木片を失くしてしまったので、もう一度切ってもらう
アスナロの木です◎

大きめに切っていただきました。後で削って小さくするのは簡単だけど、足して大きくするのは難しいからだそうです。

欠けた場所に、すでに2回くらい 刻苧をぬっていたので、その上から接着します!

接着剤となる麦うるしを作成中◎
いざ塗ります。

塗ったら1週間漆風呂で寝かせます♪

調整⇒刻苧埋め

大事なお皿3点!

この工程にいる器が一番多いのですが、そして0.5mmだけ埋めるだけという地味な作業なんですが、何気に私が一番苦手な工程です。なんというか、もっとスムーズにperfectにできるようになりたい!

漆風呂で1~2日寝かせます。

切子漆

切子漆待ちのコップたち

何か月かかったでしょうか…ついに!この深~い欠けのあったマグカップが埋まったのです!

表面をカッターで平らにして、320番サンドペーパーで空研ぎして、いざ、切子漆を塗っていきます!

塗れた!
上からの写真
ヒビのグラスにも◎

漆風呂で1~2日寝かせます。

生漆で固める

お上品な小さな器。前回切子漆を塗り終えていたので、表面を320番サンドペーパーで軽く研いで、生漆を塗ります。

漆風呂で1~2日寝かせます。


漆を「くろめる」

「くろめる」って、動詞です笑。

先生が「くろめなやしやります~」ていったとき、何語か分からなかったんですが…^^;

私があまりに暇そうにしているので、漆を「くろめる」やり方を教えてくださいました。

「絵漆」を作る工程の一つだそうです。

(注)金継ぎに関係ないけど、漆工芸的に関係あるので、とりあえずやってみる。

おもむろに大量の生正味漆を定盤に出す先生

生正味漆は、日本産の生漆だそうです。

昔は日光の元、漆を温めて生成したそうですが、少量なので我々はドライヤーに当てて温めます。

40度以上にならないように、ドライヤーで温めながら、漆を混ぜ混ぜ。

だんだん漆か黒くなってくることから、「くろめる」というそうです。

温めることで、20%くらいある生正味漆中の水分が5%くらいになるまで、水分を飛ばします。

ちなみに、生漆の水分を減らしたものが生地呂漆なのですが、生正味漆の水分を減らしたものは、日本産木地呂漆になったようなもんだそうです。

木地呂漆40g 1500円ですが、生正味漆35g 4000円です。日本産高~い (゚´ω`゚) 

出来上がりをラップに包んで取っておきます。

次回も時間ができたら、この続きの工程をやります!

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