金継ぎセット大解剖！金継ぎ初心者セット by はりよ金継ぎ教室

最近は自分で自宅でできる金継ぎセット・金継ぎキットが販売されていますが、月500個売れているという、はりよ金継ぎ教室の「金継ぎ初心者セット」を購入したので、大解剖したいと思います！

プラスチックのフォルムで包まれた中には、厚紙でできた金継ぎセットの箱。

フタを開けると一番上に工程解説書があります。

日本語の工程表（左下）のみならず、英語の工程表（右下）、Q&A（右真ん中）、あとはりよ金継ぎ教室での金継ぎ無料体験講座の案内（右上）が同封されています！

実際、これをもって教室に来られる方が多く、よく見学の方もいらっしゃって、教室はいつもにぎわっています。（私は本気で習っている…）

その下を見ていきましょう！

金継ぎで粉や漆を混ぜるへら（左）、金粉、手袋（右）、あとはマニキュアタイプの漆、サラダ油をしみ込ませた綿（洗油）の入ったタッパーがあります。

ラテックス手袋はゴム臭くて、あと中に粉が入っているため使用後手が真っ白になるので、あまり好きではありません…

そのため、私はラテックスフリーで粉が入っていない手袋を別の会社よりオンラインで買っています。

工具の通販はここでよく買っています　→　モノタロウ　 https://www.monotaro.com/

左上：金粉（初心者に良いとされる純消粉の本物！）、ヘラ

右上：マニキュアタイプの漆「すぐ塗れ～る」10mLずつ…透漆と、弁柄漆（金粉を撒く下地として塗るうるし）

左下：定盤（じょうばん）…プラスチックの作業台。iPhone6Sと大きさ比べてみました。

真ん中下：洗油 …サラダ油をしみ込ませた綿で、皮膚に漆が付いた時に拭き取るためのもの

内容量を重量計で測ってみました (´ω` )

左上：小麦粉 10g…Amazonの口コミには、家にあるからいらんと記載がありましたが。。

左真ん中：刻苧綿（こくそわた）5g…漆と混ぜて欠けを埋めるのに使います。

左下：木粉（もっぷん、きこ）5g…これも刻苧綿と一緒に漆と混ぜて欠けを埋めるのに使います。

右上：砥粉（とのこ）10g …これも刻苧綿・木粉と一緒に漆と混ぜて欠けを埋めるのに使います。

上真ん中・右下：金粉 0.3g …言わずと知れた、仕上げの金撒き用の金粉です！ 1g以下のため測れず。でも0.3gです。

さらにグッズはつづきます。

右上：メノウ…金撒き後、粉固めをした後にこれでこすると金が輝きます。

真綿…金粉を撒くときに使います。

左下：タコ糸…これまた必要かどうか分かりませんが、割れた陶器を接着した後タコ糸でぐるぐる巻いて外れなくするそうです。セロテープで十分です。

砥石… 三和砥石の1000番だそうです。教室で使っている水溶き用クリスタル砥石1000番とは違って目が粗いため、陶器の上を研ぐと傷がつくので、接合面だけを研ぐことになります。

右下：綿棒…金継ぎ教室で使ったことないのですが、漆の乾燥を確かめるために必ず毎回漆を試し用台紙に少量塗って、後日漆が乾燥しているか綿棒で触って確認するそうです。家で自分で漆風呂を作ると湿度を保つのが難しいからでしょうか。若干不要な気がします。（綿棒、家にあるし…）

小麦粉、木粉、刻苧綿、砥粉…上の記載参照

これで全部です！8000円強！

オンラインでも変えますが、東急ハンズの小さい金継ぎエリアで良く見かけます◎

初心者のためにかなり簡略化している部分と、逆に不要かもしれないものが入っているので、今後私も簡単×カワイイ、マイ金継ぎキットを作れたらな～なんて思ったりします (*ˊᵕˋ*)੭

（そのために、ミニ定盤を木から作ったりなんてして…）

最近はいろんな教室や漆やさんからも金継ぎセットが出ているので、これからも研究して発信していけたらと思います♪♪